2021/04/22 10:03
本日のテーマは
『ウッドプリントとはなんぞや』というお話です。
そもそもウッドプリントとは、
ウッド(木)にプリント(印刷)することです。(←直訳ですね)
その”ウッド”と”プリント”について、より詳しく説明したいと思います。
<ウッド(木)について>
印刷する主な樹種は国産杉材です。この杉材の『古材』を利用します。
古材とは、これまで別の用途で使用されたものを再度メンテナンスを行い新たなものに作り変えたものです。
主に外部で、それも建築現場などハードな場面で使用されることがほとんど。そのため表面にはキズや凹み、時には塗装跡やサビなども見られることがあります。それぞれに異なるバックグラウンドがあるのです。
ここでは印刷するこのウッドのことを"キャンバス"と呼びます。
キレイに印刷するためには、キャンバスの下準備が必要です。
大きな機械(プレーナーと言います)にかけて表面をならし、
穴や木の節を埋め、一枚ずつ仕上げてきます。
そして、キャンバスができていきます。
木は一枚一枚個性があります。全く同じものは二つとありません。
それぞれに合わせてこの下準備を行なっていきます。
メイクで言うところの化粧水、コンシーラー、化粧下地、そのあたりをイメージしていただくとわかりやすいかも。
そうして下準備が完了したキャンバスに、プリントというファンデーションを施していきます。
以上、お読みいただきありがとうございました。
次回は"プリント"についてご説明します!